
本日の午前は、おづぷらざ会議スペースにて
「地域活動を続けるための"お金の話"講座」の第1回目を開催しました。
講師は、伴走支援を専門としながらNPOの基盤強化、組織診断、評価、ファンドレイジング支援・コンサルティングなど、多方面にわたり活動されている河合 将生さん。
今回は7名の方にご参加いただきました。
本日は、「ファンドレイジングの基礎」をお話いただきました。
ファンドレイジングとは、NPO法人などの民間非営利団体が活動資金を得るために、個人や法人、政府などから資金を調達する活動全般を指します。単なる資金調達だけでなく、団体の活動に共感する人々との関係を築き、社会課題の解決に向けた参加を促進するプロセスでもあります。
お金の話といいながら、それだけにとどまらず、人との出逢いの大切さや、つながりの力についても強調されました。助成金の申請においては、書き手の視点ではなく「読み手の立場に立つ」ことが重要であり、その際、論理的な説明(左脳的な部分)と、共感や気持ちに訴える表現(右脳的な部分)の両方が欠かせないことを学びました。
また、クラウドファンディングは単なる資金集めではなく、「一緒に目標を達成する取り組み」であること、団体の魅力や強みだけでなく「弱み」を示すことで協力を得られる場合もあることなど、実践的な視点も紹介されました。
さらに、寄付や助成金は「団体の成長のため、外に向けて使うお金」であること、地域に認められるには地域への貢献が不可欠であること、物や場所といった形での寄付がしやすい場合もあることなど、多様な支援のあり方に触れました。
講師からは「3C(Common Goal=共通目標、Communication=対話、Cooperation=協働意欲)」というキーワードも示され、支援者とつながるための姿勢として強く印象に残りました。
本講座を通じて、お金の集め方だけでなく「人との出逢いや共感をどう育てていくか」という視点を改めて考える機会となりました。
また、講座終了後に、個別での質問にもご対応いただきました。
私も、「個人での寄付をした際の寄附金控除(税控除)」について質問し、ご回答いただきました♡
河合先生、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
次回は10月4日(土)10:00~11:30開催です。